医療スクラブとは何?ナース服との違いは?

スクラブストアの藤原です!
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今日のテーマは「スクラブとは何か?」です。
スクラブとは
スクラブって?となる方も多いかもしれません。肌ケア用のスクラブを連想する方が多いと思います。私もこの仕事に就く前はその1人でした。
そもそもスクラブというのは、医療従事者が着用する半袖の医療用白衣で、『ごしごしこすって洗う』という意味である「スクラブ」を語源としています。スクラブの多くは、素材にポリエステルを使用しており、強く洗っても生地が傷みにくいのがが特徴です。
ナース服からスクラブへの歴史
ナース服の始まりは、カトリック教会の修道院にてシスターが病人を看護をしたのが始まりです。昔のナース服の丈が長かったり、最近では見ることが少なくなったナースキャップはシスター服・シスターが被っていたヴェールの名残なのだそうです。
日本で看護師の養成所が出来たのは1885年です。当時は式服(詰襟で肩にパットと八枚はぎの裾の長いスカート)と平常服(筒袖の上着と袴のような長いスカート)が着用されており、どちらも洋装でした。男性の職業服が洋装だったので、それに合わせた形です。
その後、ワンピーススタイルのユニフォームとして採用され、戦後になると「保健衛生法・環境衛生法」が制定され、清潔な白衣の着用が義務付けられたことにより、綿100%の白のワンピースが全国的に普及。1960年代にはファッションが多様化し始め、白衣にもデザイン性が求められ、合わせてポリエステルなどの化学繊維を使用したケアのしやすい白衣も増えてきました。
1970年代ころには、パンツファッションの流行からパンツスタイルが登場。その後、男性看護師の増加や機能性から1990年頃からはスクラブが注目され始め、今の医療用白衣スクラブが広まりました。
現在のスクラブはカラーバリエーションも増え、白衣は「白」という概念はなくなり、あえて明るい色を選ぶ施設も増えてきました。
スクラブの特徴
1.語源の通り、『ごしごしこすって洗う』ことができ、衛生的。
素材はほとんどのスクラブがポリエステル素材を採用しており、耐久性があります。薬品や血液が付着しても強く洗えて傷みにくいです。何度も着替えたり、不規則な医療現場では、洗濯後早く乾く速乾性も兼ね備えています。
2.ゆったり着られるデザイン
過酷な現場ワークが多い医療現場では、動きやすく窮屈さを感じないようゆったりとしたスクラブデザインとなっています。また、サイズも豊富なので気に入ったものや自分に合うデザイン・サイズを選べて、ストレスを感じさせません。
3.インナーが透けにくい
従来のナース服や白衣は、インナーが透けやすいというデメリットがありました。
毎日着用するものにそこまで気を配るのは大変だと思います。その点、スクラブは豊富なカラーバリエーションで、色付きのものが多くインナーの色柄を気にすることなく着用出来ます。
さいごに
スクラブの歴史から特徴を書かせて頂きました。
今後も、商品紹介や加工についてのお話を書いていきたいと思いますので、購入の参考にしていただければと思います!